【割り込み】処理について
【A.Skill】や【イベント】カードの【使用宣言】は、相手が行った【宣言】が解決する前に、対応して【使用宣言】することが出来ます。
これを【割り込み宣言】といいます。
【割り込み宣言】を行った場合、割り込まれた【宣言】はその処理を後回しにして、割り込んだ【宣言】を先に解決すべく処理を始めます。
割り込んだ【宣言】が処理され解決してから、割り込まれた【宣言】が処理され解決することになります。
自分の【宣言】には対応して自ら【割り込み宣言】を行うことはできません。
ただし、相手の【割り込み宣言】に対して新しく自分が【割り込み宣言】を行うことはできます。
そのような【割り込みの連鎖】が起きる状況になった場合は、「これ以上割り込みをしない」という【割り込み終了】の宣言が必要になることもあります。
この場合はお互いに「割り込み終了」宣言が確認し、一番後に割り込んだ【宣言】から処理を順番に解決していきます。
また、【EPを出す】宣言も【割り込み】として宣言し、【EP】を発生させることができます。
※【割り込み】を行える宣言は以下のとおり。
・カードの【使用宣言】
・【A.Skill】の【使用宣言】
・【EP発生】宣言
※【割り込み宣言】で割り込めるものは以下のとおり。
・カードの【使用宣言】
・【A.Skill】の【使用宣言】
・ドローフェイズ中の【ドロー宣言】
・【チャーム宣言】
・【メインフェイズ終了宣言】
※【割り込み宣言】で割り込めないものは以下のとおり。
・【P.Skill】の効果や【トリガー能力】
・各フェイズの移行
・チャームフェイズ中の【防御宣言】
・【EP発生】宣言
・【コスト】の支払い
【割り込みが連鎖した例】:
プレイヤーAが「H-01/オリエッタ」のもつ【A.Skill】のコストを支払い、【使用宣言】をした。
プレイヤーBのダメージ累計は19だったため、プレイヤーBはこのままではゲームに敗北する。
それを回避するため、プレイヤーBはその【使用宣言】に対して【割り込み】を宣言し、
コストを支払って対象を自分の【C-02/葉山秋音】に指定した【E-01/日の光は橙に】を【使用宣言】した。
プレイヤーAはこの「E-01/日の光は橙に」に対して更に【割り込み宣言】を行うことができるが、
手札がなく、【自分の場】のカードの他の【A.Skill】もコストが払えないため【割り込み宣言】を断念。
プレイヤーAは「割り込み終了」を宣言し、プレイヤーBも「割り込み終了」を宣言。
【後に割り込んだ順番】から【宣言】を解決するため、まず「E-01/日の光は橙に」の【使用宣言】を解決し、
「C-02/葉山秋音」のコストが2なのでプレイヤーBのダメージが2点回復、プレイヤーBのダメージ累計は17に。
その後「H-01/オリエッタ」のもつ【A.Skill】の【使用宣言】を解決、プレイヤーBは2点のダメージを受けプレイヤーBのダメージ累計は19に。
プレイヤーBはなんとかゲームの敗北を免れた。
継続効果が重複した場合の優先順位について
【イベント】の効果や、各種カードの【A.Skill】や【P.Skill】の継続効果が時として重複する場合があります。
その場合は以下のように処理してください。
○属性や能力を付与する効果
「正の効果」(~として扱う、~できる、~する、など)よりも
「負の効果」(~として扱わない、~できない、~を持たないものとして扱う、など)が優先されます。
優先された「負の効果」は残りますが、「正の効果」は「負の効果」が有効な限り、結果に反映されません。
例:)
「このキャラクターはタイプ[教師]として扱う」という効果と、
「このキャラクターはタイプ[教師]として扱わない」という効果が重複した場合、
「このキャラクターはタイプ[教師]として扱わない」という効果が優先されて残ります。
○パラメータや上限の数値が増減する効果
・数値が増減する効果同士の場合は、その計算の結果を求めます。ただし、0未満にはなりません。
例:)
「自分の手札上限枚数は+2される」という効果と、
「自分の手札上限枚数は-1される」という効果が重複した場合、
計算の結果を求め、自分の手札上限枚数は初期値の5に+1されて6ということになります。
・数値が増減する効果と指定する効果が重複した場合は、計算の結果は求めず、数値の指定が優先されます。
例:)
「自分の手札上限枚数は+2される」という効果と、
「自分の手札上限枚数は-1される」という効果と、
「自分の手札上限枚数は3になる」という効果が重複した場合、
3に指定する効果が優先されるため、自分の手札上限枚数は3になります。
数値を指定する効果同士が重複した場合は、数が少ない方が優先されます。
例:)
「自分の手札上限枚数は+2される」という効果と、
「自分の手札上限枚数は-1される」という効果と、
「自分の手札上限枚数は3になる」という効果と、
「自分の手札上限枚数は0になる」という効果が重複した場合、
数が少ないほうが優先されるため、自分の手札上限枚数は0になります。