ターンの進行&各フェイズの説明について
1ターンは4つ(チャーム宣言があった場合は5つ)のフェイズから構成されます。
メインフェイズ以外は、終了を宣言しなくても自動的にフェイズが進みます。
フェイズとフェイズが切り替わる際に、【勝敗判定】と【蓄積EPの初期化】が行われます。
①スタートフェイズ:
スタートフェイズ中はどのプレイヤーもカードや【A.Skill】は使用できません。
【P.Skill】の【トリガー能力】などでスタートフェイズ中に複数の処理を行う必要がある場合は、
手番のプレイヤーが順番を任意に決めることが出来ます。
スタートフェイズ中に行う処理が全て解決した後は、スタートフェイズは自動的に終了します。
スタートフェイズで行う処理は、以下のとおりです。
・【Check状態】のカードを縦に置き直し、【未Check状態】にします。
・【自分の場】の【裏向き】の【ヒロイン】を【回復】します。
・【自分の場】の【初回ターン制限】状態の【キャラクター】は、【初回ターン制限】を解除されます。
・【BGM】の上から【演奏トークン】を1つ取り除きます。取り除けない場合は、その【BGM】は【捨て札】に置かれます。
②ドローフェイズ:
ドローフェイズ中はどのプレイヤーも【イベント】カードや【A.Skill】を使用することが出来ます。
【P.Skill】の【トリガー能力】などでドローフェイズ中に複数の処理を行う必要がある場合は、
手番のプレイヤーが順番を任意に決めることが出来ます。
ドローフェイズ中に行う処理が全て解決した後は、ドローフェイズは自動的に終了します。
ドローフェイズで行う処理、可能なことは、以下のとおりです。
・自分の【デッキ】から1枚ドローします。
・どのプレイヤーも【イベント】カードや【A.Skill】を使用することが出来ます。
③メインフェイズ:
メインフェイズ中は、どのプレイヤーも【イベント】カードや【A.Skill】を使用することができます。
また、手番のプレイヤーは【キャラクター】【アイテム】【BG】【BGM】カードを使用することが出来ます。
メインフェイズでは、手番のプレイヤーは【チャーム宣言】と【メインフェイズの終了宣言】の2つの宣言をすることが出来ます。
【チャーム宣言】は1ターンに1度だけ出来る宣言で、
宣言時に【自分の場】から攻撃または支援に参加する【未Check状態】の【キャラクター】を1枚以上指定する必要があります。
【チャーム宣言】が適切に宣言された後は、メインフェイズは一度中断し、チャームフェイズへと切り替わります。
【チャーム宣言】は必ず行わなければならないものではなく、【チャーム宣言】をせずとも構いません。
【メインフェイズの終了宣言】は、その名の通り手番のプレイヤーのメインフェイズを終了させるための宣言です。
【メインフェイズの終了宣言】が適切に宣言された後は、メインフェイズは終了し、エンドフェイズへと切り替わります。
メインフェイズで行う処理、可能なことは、以下のとおりです。
・どのプレイヤーも【イベント】カードや【A.Skill】を使用することができます。
・手番のプレイヤーは【キャラクター】【アイテム】【BG】【BGM】カードを使用することが出来ます。
・手番のプレイヤーは1ターンに1度だけ【チャーム宣言】をすることが出来ます。
・手番のプレイヤーは【メインフェイズの終了宣言】をすることが出来ます。
④チャームフェイズ(攻撃フェイズ):
チャームフェイズは、メインフェイズ中に【チャーム宣言】が宣言された場合にメインフェイズを一時中断して発生するフェイズです。
チャームフェイズ中はメインフェイズではないため、【キャラクター】【アイテム】【BG】【BGM】カードを使用することが出来ません。
チャームフェイズ中は【効果宣言】タイミングでのみ、どのプレイヤーも【イベント】カード、【A.Skill】を使用することが出来ます。
【P.Skill】の【トリガー能力】などでチャームフェイズ中に複数の処理を行う必要がある場合は、
手番のプレイヤーが順番を任意に決めることが出来ます。
チャームフェイズ中に行う処理が全て解決した後は、チャームフェイズは自動的に終了します。
チャームフェイズで行う処理は、以下の順番で処理していきます。
1.【防御宣言】タイミング:
手番のプレイヤーに【チャーム宣言】されたプレイヤーは、このタイミングで【防御宣言】を宣言し、
防御に参加する【キャラクター】を指定することができます。
防御する【キャラクター】が居ない時や、【キャラクター】に防御させたくない場合は、「防御しないこと」を宣言することも出来ます。
【防御宣言】の解決後は【効果宣言】タイミングに進みます。
2.【効果宣言】タイミング:
どのプレイヤーも【イベント】カードや【A.Skill】を使用することができます。
ただし、攻撃、支援、防御に参加している【キャラクター】は【A.Skill】を使用することが出来ません。
【効果宣言】タイミングでは、ゲームに参加しているプレイヤー全員が宣言出来る状態にあるため、
手番のプレイヤーから順番に「宣言するかどうか」を解決していきます。
全てのプレイヤーが「宣言しない」ことを選択した時点で【効果宣言】タイミングは終了しますが、
一人でも「宣言」した場合はリセットされ、もう一周「それ以上宣言があるかどうか」を解決していきます。
【効果宣言】タイミングの終了後は【チャームフェイズ終了】タイミングに進みます。
3.【チャームフェイズ終了】タイミング(ダメージ処理タイミング):
【効果宣言】タイミングで発生した効果を計算して、実際に与える【ダメージ】を算出し、適用します。
【ダメージ】を適用したら【チャームフェイズ】は終了し、攻撃に参加した、または支援した【キャラクター】は【Check状態】となります。
防御に参加した【キャラクター】は【Check状態】とはなりません。
【チャームフェイズ終了】タイミングが解決した後は、一時中断していた【メインフェイズ】へと切り替わります。
⑤エンドフェイズ:
エンドフェイズは、【メインフェイズの終了宣言】を宣言された場合に、切り替わるフェイズです。
エンドフェイズ中はどのプレイヤーもカードや【A.Skill】は使用できません。
【P.Skill】の【トリガー能力】などでエンドフェイズ中に複数の処理を行う必要がある場合は、
手番のプレイヤーが順番を任意に決めることが出来ます。
エンドフェイズ中に行う処理が全て解決した後は、エンドフェイズは自動的に終了します。
エンドフェイズの終了後は、次の手番のプレイヤーのスタートフェイズとなります。
エンドフェイズで行う処理は、以下のとおりです。
・手番のプレイヤーの【手札】が【手札上限枚数】を超えている場合、【手札上限枚数】以下の枚数になるように、
【手札】からカードを選んで捨てます。
・【場】の【裏向き】のカードを、それぞれのカードの持ち主の【捨て札】に置きます
(【ヒロイン】はこの処理がなされず、【捨て札】には置かれません)。
・このターンに【場】の【キャラクター】が【DP】に受けた【ダメージ】があれば、そのカードの元の【DP】に戻ります。
※【手札上限枚数】は初期状態では5枚です。
【手札上限枚数】はゲーム中に増減することがありますが、0未満になる場合は0になります。
用語【宣言】と【処理】と【解決】
クロノカードTCGでは、【宣言】【処理】【解決】について、ゲーム用語として以下のように扱います。
【宣言】:
プレイヤーが何らかのアクションを起こす際に、そのアクションを行う旨を全てのプレイヤーに告げることを指します。
ゲーム中に行うことの出来る全てのアクションは何らかの【宣言】に属しています。
【処理】:
【宣言】の結果、アクションを実際に適用することを指します。
ゲーム中は【割り込み宣言】などで実際にアクションを適用する順番が前後するため、
【処理】という枠にまとめて【宣言】【解決】と1セットで運用します。
【解決】:
【宣言】されたアクションが【処理】されたことを全てのプレイヤーが了解したことを指します。
【割り込み宣言】が相次ぎ連鎖が長く複雑になった場合に、簡潔に順序良くゲームを進めていくことが出来るよう、
【宣言】【処理】【解決】は必ず1セットであると考えて下さい。